『明日への神話』

再開発が進む渋谷駅。
山手線と京王井の頭線をむすぶ連結通路を歩いていると突如現れる謎の巨大壁画。
長さ30m×高さ5.5m。
この壮大なスケールの壁画は、
いまや渋谷の定番観光スポットになった、壁画『明日の神話』です。
この壁画は、画家・岡本太郎が制作しました。
岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」の発言で有名ですね。
『明日の神話』は、1968年-69年の間にかけて、
メキシコで制作されたものだそうです。
しかし依頼主の経営状況の悪化により、
永らく行方不明になっていたようです。
ところが2003年、
メキシコシティ郊外の資材置き場にて、この壁画が発見され、
その後は修復作業を経て、毎日約300万人以上の人々が利用する、
ここ渋谷駅へやって来たようです。
岡本太郎の『明日の神話』に描かれているテーマは、1954年、
米国の水爆実験により日本のマグロ漁船が被爆した「
第五福竜丸事件」だといわれています。
中心から渦巻く赤い閃光に、
おどろおどろしい闇に包まれた背景は、
毎日たくさんの若者で賑わう渋谷駅には、あまり似つかわしくないかもしれませんね。
渋谷駅に来られる際は、少しだけ
足を止めて見てください!️^^

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